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ハードディスクの寿命を伸ばす方法

ハードディスク(HDD)は、数あるパソコンのパーツの中でも、最も耐久性に乏しい=壊れやすい部品です。パソコンの全てのデータはハードディスクに書き込まれるため、これがクラッシュ(壊れる)してしまうと全てのデータを失うことになり、致命的です。かくいう筆者も、一度ハードディスクのクラッシュに合い、地獄を見たことがあります・・・。

しかし、普段から極力ハードディスクに負担をかけないことで、寿命を延ばすことも可能です。最も簡単に行えることは「ハードディスクの電源を頻繁にON・OFFしないこと」でしょう。

ハードディスクは1秒間に70〜100回転という超高速で回転しており、そこへ磁気ヘッドがギリギリ接地しない距離(およそ1万分の1ミリ)に近づいてデータを読み取ろうとする、超精密機器です。何度もON・OFFを繰り返していると、物理的に破損する可能性が高まります。

具体的には、パソコンの電源のON・OFF回数はいうまでもなく、ウインドウズが「スタンバイ」状態になる時にも、ハードディスクは一旦動きが止まり、ウインドウズが復帰するときに再び動き出します。逆に、電源入れっぱなし・ウインドウズが立ち上がったまま何もしない状態のほうが、HDには余計な負荷が掛からないそうです。つまり、なるべくスタンバイモードを使わないほうが、HDDにとっては優しい使い方なのです。

初心者向けのパソコン雑誌などでは、一旦席を外すときなどはスタンバイにすることが推奨されていたりしますが、ハードディスクの寿命を考えると、むしろ電源入れっぱなしで放置している方が良いということです。常識とは真逆な方に真理があるんですね・・・。

また、ハードディスクのデータを整理・最適化して、ウインドウズの動作を軽快にするという「デフラグ」も、寿命を縮める行為でもあるのです。ハードディスクの様々な場所にアクセスを繰り返すため、ヘッドがひっきりなしに動き回ることになり、結果としてHDの物理破損を生む原因になりかねないのです。

たまにデフラグするのは、多少は速度向上に繋がりますし、ハードディスクの管理上も有益であるのは確かです。しかし週一回だとか、あまりにも頻繁にデフラグを行うことは止めたほうが良いでしょう。

HDDの温度は高すぎても低すぎても良くない

ここで一つ、興味深いデータを入手したので紹介しておきます。「Googleを支える技術(技術評論社・西田圭介著)」によると、ハードディスクの故障率は、ドライブの温度が高すぎても、また低すぎても、確率が上がるそうです。これはGoogleがサーバで使用している10万台超というハードディスクの調査データから明らかになったものです。

機械にとって高温がマイナス材料であることは素人でも想像が付きますが、温度が低すぎても故障しやすいというのは、かなり意外な事実です。同書のデータによると、最も故障率が低いのは摂氏30〜40度あたりで、25度以下の低温の場合や45度以上の高温の場合は、極端に故障率が上がるそうです。

データセンターのような洗練された環境下ならいざ知らず、実際に個人ユースのPCで、ハードディスク周りの温度が25度以下にまで下げるというのはまずありえないので気にしなくてよいでしょう。しかし、夏場に冷房が効いていない場所でPCを利用すれば、HDDが45度以上になることはありえます。

特に自宅や小規模オフィスでサーバを設置している人などは、押し入れや倉庫などで放置しがちですが、適度に冷房を入れて室温管理しないと、故障の原因になりかねず、ハードディスクの寿命を縮める可能性が高いということです。

また、PCの筐体(ケース)の排気口や吸気口を物でふさいでしまうことも、一般的にありがちなミスです。特に筐体の側面にあることが多い吸気口は、家具やら物やらでふさがっているお宅は少なくありません。これではPCケース内の空気循環が悪化し、温度上昇の原因となり、ハードディスクの故障を助長してしまいます。

単純なことですが、パソコン周りを綺麗にして空調を整えておけば、HDDの故障確率は下げられるということです。

   

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